チョコのかわりに

中毒というほどでもないのだがちょっと口寂しいときにチョコをつまむ癖がある。

しかし最近、子供が欲しがるので不用意にチョコを食べられない。

そこで、というわけでもないが、何かの折に実家からもらった（押し付けられた）小田原名物の外郎を一粒ずつつまんでいる。

甘くないのであとを引かないし、清涼感もあるので結構いい。
薬だから大量に食べてはいけないのだが、そんなに大量に食えるもんでもない。
ちなみに、親がつまんでいるところを見て欲しがった子供らは、口に入れた瞬間吐き出した（辛いのだ）。

ほんもの？

あむが、ちかごろ、


「あたちはホンモノなんだから！」


という。

どこで覚えたのか、どういう意味で使っているのか、さっぱりわからない。
インパクトは最強だが、だからと主張する内容がとてもささやかなので、大した意味はないのかもしれないし、あるのかもしれない。


そういえば、「なんで」「どうして」も出始めた。
さっきホットケーキを作っていたら、形が崩れて人の顔のようになったものをみて、

「なんでこれ、こっち側には耳がないの？」

いやなんでと聞かれましても。
（せめて「なんで耳があるの」だったら答えようもあるのだけど）

頭を抱えつつ、これが楽しいから育児やってられるんだよなあとも思う三歳時代。

三島由紀夫をよんでみる

びいえる好きなら三島は読んどけ。

誰が言ったわけでもありませんがそういう空気みたいなのは昔からあって、純朴だった学生時代のワタクシは的外れにも「潮騒」を読み、思ったより普通だな、という感想を持ち、そのまま彼のことは忘れていたわけです。

十ン年（ン十年？）たち、いまになって「禁色」を読んでるのですが、これがなんともはや。
こってりと流麗にして難解な（しかしリズムとしてこれほど美しいものもない）文体に目を白黒させつつ導入部を突破すると、あとはめくるめくびいえるの世界。

これより少し前の作品に当たる「仮面の告白」は、ゲイの青年がああでもないこうでもないと一人悶々と悩む話で、それはそれなりだったのですが、こちらは恋愛に失敗し続けてきた老小説家が、美貌のゲイの青年に出会い、彼を利用して女たちに復讐を諮るという展開。
手塚治虫のマンガみたいな発想じゃありません？（尤もびいえるは手塚が手をつけなかったほとんど唯一のジャンルですが）
ビジュアルにするなら、映画よりはアニメ、劇画よりはマンガだなあ。

というわけで、楽しんでおります。

しちごさん。

かみのけがどうやってもまとまらないとか、
きものがずるずるになったとか、
ぞうりがすっぽぬけてたびがどろどろになったとか、


いろいろありましたが何とかお宮参りは切り抜けました。


地元神社は近くていいなあ。
地元ジジ連の手作り感がたまんないなあ。

お昼に義母が小さなケーキを買ってくれて皆でお祝いしました。

このあと和風ファミレスでお祝い膳です。

これも会話？

子供ネタ続きますすいません。

あむが「うんちうんち」とトイレへ走ってゆくと（大はほとんど失敗しなくなってきました）大抵みーもついていきます。
1歳のみーにとって、水が流れて紙が回るトイレはワンダーランド。
しかし「おちっこでたー」と言葉はいえても事実が必ずしも伴っていない状態のみーは、まだ敬して遠ざける未開の地でもあるのでした。


今朝、「お姉ちゃんの邪魔をしないようにこっちに来とこうね」と外へ誘導したところ、

「じゃまー！
　じゃましるのー！」

……以上、１さいの主張でございました……。

会話

ベランダで洗濯物を干していたら、あむが上がってきて遊んでいた。
そこへみーが出てきて、宙を指差し

「といったー！」

戸板ではない。
「鳥、居た」の短縮形である。

みー語はまだ脳内翻訳に時間がかかる。一拍おいて「あ、鳥さんね」と返事すると、

「あむちゃん、といった！」

あむちゃんと言った、ではない。
「あむちゃん、とり、いた」である。

「どこよ？」と、あむ（ちびまるこちゃんの例を待つまでもなく、ジジババのいる家の子は言葉づかいがじじむさい）。
「ここー！」
「そこなの？」
「そこー！」

一応、通じているらしい。

おめんのひと

お風呂から上がるなり、トトトトと居間へ走ってったあむが、

「なあにあの白いおめん」

と、でっかい声で言うのが聞こえました。

なんだろう？　と思う間もなく、

「ああ、あれはな、でいもんこぐれとかいう、なんかやってる奴だ」

という義父の声。

居間へ追いつくと、ああたしかに閣下が相撲談義をしていらっさいました。



「なんでおめんしてるの？」

いやなんでと聞かれましても。
（それから義父に「あれは何やってる奴だ」と聞かれましたが、私も実は詳しいことは知らないのです。ろっくはまだやってるのでせうか）