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毎日の単純な記録、読んでアハハと笑ってもらえればさいわいです。
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なんかそんな感じもする厭犬伝です。
ゲームセンターあらしとか、レッツ&ゴーとか、コロコロコミックっぽい感じもしましたね。

ちかごろのファンタジーノベル賞の受賞作品は追っかけてなかったのですが、かなりエンタメ度高くなったなーと思いました。
初期の受賞作に比べれば、ちゃんとファンタジーしてるし。
面白かったか?と聞かれれば、面白かったと答えます。
一気に読めた。


しかし何だろうな、もうひとつ何か足りないんだ。

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道具立ては凝ってる。でも触れられないっていうか?
テーマパークで、きれいに咲き乱れる花が造花だったと気付いた瞬間の気持ち悪さっていうか。

あ、先日言ってみた冒頭と物語のギャップは、ギャップのまま終了しました。
ていうか、物語序盤で示されたクライマックスに向かってただひたすら突進して、エピローグでちょろっと後日譚示されるくらいだと、あまりに予定調和すぎるのではという感じがしました。

キャラ的には、鵜市が好きです。描写そんなに多くなくても、ものすごくイメージできる。
逆に、主人公とそのライバルは影が薄かったかなあ。若くて美形って、それだけで個性が薄まるから、ひとつ強烈な何かが欲しかったのかもなあ(いや、設定じゃなくてね。とっぴな設定つければ強烈な個性が生まれるわけじゃないから――去勢とか恋人殺しとか、あんまり生きてない気がする)。


それにしてもこのしつこいまでの世界の作りこみは驚嘆すべきものがあります。
仏や合の設定ばかりじゃなく、街の猥雑さや荒野の薄気味悪さ、汚木の息遣い、魑魅魍魎の動くさまとか、もう楽しくてわくわくしました。
これだけでいい。合のシーン要らない(爆)
この世界観で「どろろ」みたいな自由闊達な冒険譚が見てみたい感じがします。『仏』担いだ主人公が、いろんな土地で戦うだけでもたのしいのにな。

映画化希望。
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農業と主婦業、あと求職中。
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別PNで細々びいえる書いております。興味があったら探してみてください(嘘です、探さないでください)

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